〈「生放送の日のシャワーで…」ステージ3乳がん闘病中の梅宮アンナ(52)が受けた大きな衝撃と容姿の変化への恐怖〉 から続く
【動画】シャンプーで洗い流した瞬間に大量の髪の毛が抜けたという梅宮アンナさん
今回の文藝春秋PLUS「+SESSION」では、梅宮アンナさんをゲストに迎え、がん闘病のリアルについて語っていただきました。「文春オンライン」では、その内容をまとめたものを紹介します。
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「治療を通じて自分を知る旅」
タレントの梅宮アンナさんは、がんと向き合うことで、自分自身を見つめ直し、人生の価値観が大きく変わったという。
「(がん患者が)ネットにどんどんのめり込んで、どんどん調べちゃうっていうのも分かるんですよ」
梅宮さんは、がんと診断された当初、インターネットで情報を集めることに夢中になったという。しかし医師からは「ネットを見るな」と言われ、「先生の言うことをきっちり守って」治療に臨んだと語る。
また、梅宮さんは自身ががんになったことで、日本の医療制度について様々な思いが交錯したという。
「娘はアメリカで生まれましたけど、アメリカっていう国は全部自分で保険に入らなければいけない。たくさん民間の保険会社があって、そこから自分で選んで入る。保険料も全額自分で払わなけれいけない」
アメリカの医療制度と比較しながら、日本の医療制度の素晴らしさを実感したと語る梅宮さん。特に高額療養費制度については、「本当にありがたいなと思う」と感謝の気持ちを示した。
「癌と向き合うことは、自分自身を知ることでもあったし、自分がこの先の残りの人生をどう生きるのか考えることでもありました。なんでがんになっちゃったんだろうではなく、この体でどうやって生きるのか。それには知識も増やしていかないといけないし、常に勉強していくことが大事なんだと思います」
梅宮さんは、がんと向き合うことで自分自身を深く知り、これからの生き方を真剣に考えるようになったという。そして、がん患者としての知識を増やすことの重要性を強調した。
最後に梅宮さんは、「もちろん病気になったことがいいとは言わないけど、ただ1つこれは私にとって必要なことだったんじゃないかな」と、がん経験を通じて得られた気づきに言及。苦しい経験の中にも、前向きな意味を見出そうとする姿勢が印象的だった。
写真=鈴木七絵/文藝春秋
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「文春オンライン」編集部