俳優の坂口健太郎(33)が6月5日に自身のインスタグラムストーリーズを更新し、日本語と中国語を交えた直筆メッセージを投稿したことで、アジアのファンが沸騰している。6月6日に台湾・台北で開催されたファンミーティング「KENTARO SAKAGUCHI ASIA TOUR FAN MEETING 2025」を前に、坂口は《みなさん温かいご声援ありがとうございます また後ほどお会いしましょう!ありがとう!》と感謝のメッセージを綴った。これに対し、ファンからは「中国語でなんて愛」「直筆が温かい」「ありがとうの気持ちが伝わる」といった温かいコメントが多数寄せられている。この投稿は、坂口健太郎が今や日本国内だけでなく、特にアジア圏で絶大な人気を誇っている現状を改めて示すものとなった。
坂口健太郎、日本を飛び出しアジアで絶大な支持を獲得
坂口健太郎の人気は現在、日本を遥かに超え、特にアジア圏で圧倒的だ。韓流スターとは一線を画す「塩顔イケメン」として知られ、身長183センチという抜群のスタイルも相まって注目を集めている。その演技力の高さも国内外で高く評価されており、彼の人気を後押ししている。
有村架純(32)とダブル主演を務めたNetflixドラマシリーズ『さよならのつづき』は、海外でも多くの視聴者にリーチした作品の一つだ。
「さよならのつづき」の国際的な評価
『さよならのつづき』は、2024年10月に韓国・釜山で開催された「第29回釜山国際映画祭」のオンスクリーン部門に、日本作品として初めて正式招待されるという快挙を達成した。同映画祭でのワールドプレミア上映後、舞台挨拶で坂口が韓国語で「こんにちは、坂口健太郎です。みなさん、ドラマいかがでしたでしょうか。ありがとうございます」と挨拶すると、会場からは大きな歓声が上がった。
アジアで人気の坂口健太郎と、不倫報道が話題の田中圭の比較画像
2024年11月に配信された同作は、Netflixの「日本トップ10(テレビ部門)」で1位を獲得しただけでなく、「週間グローバルトップ10(テレビ・非英語部門)」でも9位にランクインするなど、世界的な成功を収めた。
アジアツアーとこれまでの海外での軌跡
そんな坂口健太郎は現在、自身初となる海外ファンミーティングツアー「KENTARO SAKAGUCHI ASIA TOUR FAN MEETING 2025」を開催中だ。5月4日の韓国・ソウル公演を皮切りに、フィリピン・マニラ、香港、マレーシア・クアラルンプール(諸般の事情により中止)、台湾・台北、タイ・バンコク、中国・上海と各地を巡っている。
坂口は以前から海外でのキャリアを積極的に構築してきた。2018年には「第13回 アジアドラマカンファレンス」において、日本人男優として初めて受賞。2023年には韓国で初のファンミーティングを開催した。さらに、2024年9月に配信された韓国ドラマ『愛のあとにくるもの』ではダブル主演を務め、アジア最大級のアワードである「AAA(Asia Artist Awards)」を2年連続で受賞。2024年5月13日には「韓国観光名誉広報大使」に就任するなど、日本にとどまらず、特に東アジアでの確固たる地位を築いている。彼のインスタグラムのコメント欄には、日本語だけでなく英語、中国語、韓国語など様々な言語でのメッセージが溢れており、そのグローバルな人気ぶりが伺える。今後も彼の世界的飛躍は続くと予測される。
対照的な状況:事務所先輩・田中圭に浮上した不倫疑惑の波紋
アジアでの人気を不動のものにしつつある坂口健太郎に対し、同じ事務所の先輩俳優である田中圭(40)には、現在深刻な状況が持ち上がっている。田中を巡っては、永野芽郁(25)との不倫疑惑が『週刊文春』によって報じられ、体に密着するツーショット写真や生々しいとされるLINEのやりとりが掲載されたことが大きな波紋を呼んでいる。
スポンサー離れと経済的影響
本人および双方の事務所は不倫関係を否定しているものの、この報道を受けて、田中と永野をCMに起用していた複数の企業が、公式サイトやSNSから二人の画像や動画を削除する、いわゆる「CM削除ドミノ」が発生した。不倫報道からわずか1か月あまりで、多くの人がテレビやウェブで田中や永野のCMを目にすることがほとんどなくなった。
田中圭は多数のCM契約を抱えていたが、これらの契約が更新される可能性は低いと見られている。さらに、既婚者でありながら、当時独身だった坂口よりも事務所内でのファンクラブ収入が最も高かったと報じられていたこともあり、複数のCM出演、ファンクラブ収入、そして多くの地上波ドラマ出演から、田中が事務所にとってトップクラスの稼ぎ頭であったことは間違いない。今回の事態は、所属事務所にとっても経済的な大きな打撃となりうる状況だ。
坂口健太郎が着実に国際的なスターダムを駆け上がる一方で、事務所の先輩である田中圭が国内で厳しい状況に直面している。この対照的な現状は、二人が所属する事務所の今後の戦略や方向性にも影響を与える可能性を示唆している。