布袋寅泰 BOØWY時代を振り返る「俺はキース・リチャーズにはなれないし、Charにもなれない」ギタリストとして大切にしていたこと


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Charさんは、中学生のころからスタジオミュージシャンとして活動し、1976年にメジャーデビュー。さまざまな海外アーティストと共演するなど、日本を代表するギタリストの一人。まもなく古希を迎えるCharさんの記念ライブに布袋さんが出演し、クリスさんが司会を務めます。

ロックバンド・BOØWYのギタリストとしてデビューした布袋さんは、1988年のバンドの解散を機に、ソロ活動をスタート。今年4月には、最新アルバム『GUITARHYTHM 8(エイト)』をリリースし、現在全国ツアーを開催中です。

クリス・ペプラーさんは、サラリーマンを経て、1988年から現在まで続くラジオ番組のナビゲーターを担当。ラジオのほか、テレビ、CMなどマルチに活動しています。

クリス・ペプラー「BOØWYはすごくショーアップされていた」

布袋さんは「華のあるCharさんが、テレビの世界にいきなり現れて。しかも、カッティングしながら、胸をはだけて。めちゃくちゃかっこいい、セクシーなプリンス。群馬でテレビでそれを初めて見て『ワオ!』っていう感じ」と、Charさんの影響を受けたそう。すると、Charさんは布袋さんの第一印象を語りました。

Char:布袋くんを初めて見たときは、ギターを持ってカッティングしている姿がすごくかっこいいなって思ったの。リードギターがうまいか下手かっていうのは、それはその人の個性だし。

クリス:うん。

Char:それより、ギター然としているか。楽器持ってステージに立って、特に布袋くんのバンドのときは、ボーカル、フロントがいるからそこに集中しがちなんだけども、「これが噂のBOØWYか」って。

クリス:うん。

Char:これは、間違いなく売れるなと思ったし。間違いなく売れるって、変だけど。すでに放っているものがあって。

クリス:うん。

Char:それは、やっぱりステージパフォーマンスなのかなって。

クリス:BOØWYは、すごくショーアップされていましたよね。特に布袋さんはギタリストでひとつのムーブというか、動きというのは。布袋さんが初めてじゃないかな、あれだけステージでこう、一つのパフォーマンスをするっていうのは。

Char:そうだよね。それが様になっているか、なっていないかだよね。

クリス:そう、そう。

布袋:やっぱ、はみ出るというか。僕はキース・リチャーズにはなれないし、Charにもなれないし。というと、俺は何になろうかということで「布袋寅泰になろう」と思ったときに、まずはギターをペイントしたり、人が持っていないもの、人がしていない髪型や、人がやっていない曲。で、はじめはBOØWYもパンクバンドみたいな感じだけど、めちゃくちゃポップで歌謡曲みたいじゃんとか言われてね。

クリス:うん。

布袋:それが面白かったと思うんだよね。あえての、それが。

布袋さんは「どこかズラしていくというところが、俺らにとって大切だった」と当時の思いを明かしました。

『ボクらの時代』2025年5月18日放送より

めざましmedia編集部



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