GSOMIA(韓日軍事情報保護協定)が条件付きで延長された。GSOMIA終了を数時間後に控え、我が国の政府は条件付き延長という劇的な決定により、ひとまず破局は免れた。しかし道のりはかなり遠い。視点が完全に異なるからである。韓日の貿易対立を呼び起こした強制徴用賠償は、消えない火種なのでなおさらだ。GSOMIAの延長を強く求めてきた米国と日本は歓迎一色だが、国内事情とは交錯している。これまでずっと破棄を主張してきた側は、『外交的屈服』と言いながら強く反発している。いずれにせよ、ボールはこれで日本に渡った。我が国の政府の太っ腹な譲歩に対する日本政府の回答だけが、両国間の緊張を解消することができる。
GSOMIA延長の決定とともに、韓日両国の動きが早くなっているのは幸いなことに違いない。すぐさま両国の外交長官(外務大臣)会談が開かれ、来月に中国で開かれる韓中日首脳会談を契機に、韓日首脳会談の開催に共感するムードは、両国の和解ムードに非常に良い徴兆である。徴用判決以降、1年以上最悪の対立局面を続けてきた両国が共感できる『出口探し』は、首脳会談より勝るものはないという話である。何よりも我々としては、すぐに得るものもなく破格的な決定をした内情を日本側は知るべきである。GSOMIAの条件付き延長はタダでしたことではない。日本の態度によって、直ちに終わることもあり得るという事実を忘れてはならない。
実はGSOMIAの条件付き延長決定は、日本側が水面下で接触してきた結果である。まず、ホワイトリストなどに関連した対話の意志を打ち明けてきたことが糸口となった。我々が日本の貿易規制に対するWTO(世界貿易機関)への提訴を中断できるという考えを明らかにすると、日本も局長級対話を提案してきたのである。哀乞伏乞(ひれ伏せて哀願すること)するGSOMIAに対して我々が快く重大決心をしただけに、今度は日本が率直にならなければならない。今は何がお互いに有利な局面なのか、それだけを考えれば良い。
ソース:中都日報(韓国語)
http://www.joongdo.co.kr/main/view.php?key=20191124010010052
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