トランプ、スプリングスティーンら批判した大物歌手を「捜査」をちらつかせ攻撃


【画像】トランプ米大統領は、ロック歌手のブルース・スプリングスティーンなどのスターたちが、2024年大統領選でカマラ・ハリス前副大統領への支持を表明することへの見返りとして報酬を受け取った可能性があると、根拠を示さずに主張

19日朝のトゥルース・ソーシャルの投稿でトランプは、ハリス前副大統領が彼女の選挙キャンペーン中のスプリングスティーンの「ひどいパフォーマンス」に対して報酬を支払ったことを示唆し、「これは重大かつ違法な選挙献金ではないのか?」と問いかけた。

「大統領候補者は、対価を支払って支持を買うことを禁止されているが、カマラはそれをやった」とトランプは主張した。

大統領はまた、ビヨンセやオプラ・ウィンフリーらが前副大統領を支持したことの正当性にも疑問を投げかけ、彼女たちが報酬を得て支持を表明していたことを示唆した。トランプはさらに、「この件についての大規模な調査を求める」と述べて、ハリス前副大統領がエンターテインメントへの支払いに見せかけて、著名人からの支持を金で買っていたと根拠なく非難した。

大統領は、このような著名人からの支持を得る行為が、実際はごく少数に過ぎない支持層を大きく見せるための「必死で違法な試み」だと主張し、これらのセレブたちが「非愛国的」で「腐敗している」と厳しく非難した。

トランプがスプリングスティーンを攻撃するのはここ1週間で2度目のことで、16日にも彼はスプリングスティーンが「過大評価されている」と非難していた。「私は彼のことが好きではない。彼の音楽も、極左的な言動も好きではない。なによりも彼には才能がない」と大統領は述べていた。

ここ数年、トランプを声高に批判するスプリングスティーンは、先週の英国でのコンサートでも大統領を非難した。「アメリカは今、腐敗した無能な政権に支配されている」と彼は述べていた。

トランプは、先週のSNSへの投稿では、テイラー・スウィフトにも非難の矛先を向けていた。彼女もまた、昨年の大統領選でハリスへの支持を表明していた。大統領は、「私は以前に『テイラー・スウィフトが嫌いだ』と言ったが、それ以来、彼女が人気者ではなくなったことに気づいた人はいるか?」と投稿した。

トランプの、この突発的なスウィフトへの攻撃は、彼女が最近、トランプや2024年の大統領選について言及していないことを考慮すると、自発的なもののようだ。2月に大統領は、スーパーボウルの試合中に、一部の観客がスクリーンに映し出されたスウィフトの映像にブーイングを送ったことを嘲笑する投稿を行っていた。

トランプは、その投稿で、「カンザスシティ・チーフスよりも厳しい夜を過ごしたのは、テイラー・スウィフトだけだった」と述べて、「彼女はスタジアムからブーイングで追い出された」と主張した。スウィフトはその当日、恋人でチーフスの選手であるトラビス・ケルシーを応援するために試合を観戦していた。

Siladitya Ray



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