[モスクワ 20日 ロイター] – ロシアのラブロフ外相は、シリアで「過激派武装集団」がエスニッククレンジング(民族浄化)を行っていることをロシアは深く懸念していると表明した。ロシア国営タス通信が20日に報じた。
報道によると、ラブロフ外相はシリアについて「過激派武装集団が民族や宗教に基づいた民族浄化や大量虐殺を行っている」と主張。ただ、外相がどの集団について言及しているかの詳細は明らかにしなかった。
シリアを巡ってはトランプ米大統領が13日、訪問先のサウジアラビアで制裁の解除を表明し、これまで米国が取ってきた政策を大きく転換させた。
シリアに2つの軍事基地を保有しているロシアは昨年12月に崩壊したアサド前政権の主要支援国だった。