元自民党衆院議員の金子恵美氏が21日、ABCテレビ「news おかえり」に出演。番組では小泉進次郎議員が農林水産大臣に就任することが決まった件が取り上げられた。
政治ジャーナリストの青山和弘氏は、進次郎氏が自民農林部会長の時にJA改革に乗り出すなど、石破茂首相と方向性が同じと指摘。ただし「小泉さんが農水族にガバッと囲まれた自民党の中で、農水省に1人で入って行って改革ができるのか。石破さんがフォローしたにしても、どこまでやれるのかは、まだまだ未知数」と語った。
青山氏に「小泉さんに評価が厳しい」と突っ込まれた金子氏は「そんなことないです」と笑いながら、今回状況を「小泉さんにはチャレンジするかいのあることを受けたんだろうと思う」と語った。
「青山さんもおっしゃったとおり、農林部会長としては着手しただけで、中途半端に終わっている」とも指摘。「農水族たちの圧力と。あと森山幹事長もですね、逆のほうの農水族であるというところを、どうやって間に挟まってやるのか」と語った。
進次郎氏が「コメ担当大臣という思いで」と語っていることには、金子氏は農水分野は広いとし「あまり特命担当大臣みたいな言い方をするのは、気持ちはわかるけれども、もう少し冷静に大臣として務めてほしいなと思います」と語った。