元大阪市長で弁護士の橋下徹氏(55)が21日、カンテレの情報番組「旬感LIVE とれたてっ!」(月~金曜午後1時50分)に出演。大阪・関西万博をめぐり、BIE(博覧会国際事務局)の事務局長から閉場時間を午後10時から1時間延長した午後11時とする案があがっていることを取り上げた。
橋下氏は「パビリオンの開館時間も一緒に延ばすなら賛成ですけど、パビリオンが早く閉まって、園だけが11時までは、なんのこっちゃ分からない」と疑問視した。
時間延長の問題点として「パビリオンの開館時間を延ばすには人件費がかかる。ここは(大阪府知事)吉村さん、(大阪市長)横山さんで金出せばいいじゃないですか。大阪府と大阪市には積立金が山ほどあるんでね」と仰天プランを提案した。
MC青木源太アナが「税金から出すんですか?」と質問すると、「いいじゃないですか。万博、11時までみんなでにぎわうんだったら」と強弁。これには東野幸治が「そんなザルみたいな…」とあきれたが、「いやいやいや。もうドンドンドーンと吉村さんと横山さんには出してもらいたい」とまくしたてた。
万博の運営にかかる人件費などの「運営費」は、当初見込みの809億円より4割多くなり、1160億円。運営費の大半は入場料収入で賄うことになっているが、来場者が少ないと、赤字になる可能性があり、「赤字リスク」を懸念する声が出ている。損失が発生すれば、国、府・市、経済界の3者が負担を押しつけ合う事態に発展する可能性もある。
橋下氏の大阪市と大阪府の「貯金」を取り崩し、万博に投じる仰天プランに東野は「別に大阪府民でもないけど、そんなデタラメいいんですか」と質問すると、橋下氏は「2030年からカジノが来たら、カジノの売り上げから毎年1000億円入るんだから」と自信満々に語ると、青木アナは「すごい皮算用じゃないですか」とツッコみを入れた。