電動キックボードで古代ローマの遺物持ち去った観光客、警察が拘束 イタリア


21日に拘束された男は古代の円柱の台座を足の間に挟み、米国大使館近くの通りを疾走しているのを目撃された。台座は大理石でできており、重さ30キロだったという。

ローマの考古学専門家は、この遺物を「歴史的に興味深い」ものと表現している。

警察によると、この観光客は「土産」で入手したと話しているが、誰かに金銭を支払ったかどうかは不明。

男は起訴されていないが、「盗難文化財の受領」の容疑で捜査を受けているという。

考古学の専門家らは、遺物がどこから持ち去られたのか調査を進めている。

観光客のマナー違反は、イタリア当局にとって長年悩みの種となっている。

近年では、スペイン広場の階段を電動キックボードや高級車マセラティで駆け下りたり、ローマのコロッセオにイニシャルを刻んだり、ポンペイ遺跡にモペッドで乗り込んだりした観光客が拘束されている。

今月初めには、米国人観光客がコロッセオを囲むフェンスを乗り越えようとして先端が突き刺さり、緊急手術を受ける羽目になった。



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