兵庫県では、元県民局長の私的情報を漏えいした県職員に対する処分が検討されるなど混乱が続いています。誹謗中傷を受けた末、自殺した竹内英明元県議。4か月を経た遺族の思いを取材しました。
【写真を見る】「元県民局長をおとしめる私的情報を見せた?」元総務部長を直撃
■私的情報漏えいで処分が検討される兵庫県の元総務部長を取材
いまだ混乱が続く兵庫県。5月23日、県職員の処分を検討する綱紀委員会が開かれた。
対象となったのは元総務部長の男性。県関係者によると、停職3か月とする案が示されたという。なぜ、処分が検討されているのか。
元総務部長は、2024年4月、県議らにある文書を見せて回ったという。
兵庫県議会 迎山志保 議員
「(元総務部長が)手提げ2つ分ですかね、持って来ていた。『大変なものが出てきてるんや』『見てくださいよ』」
中身は、斎藤知事の疑惑を告発した元県民局長をおとしめるプライバシー情報だったという。
兵庫県議会 迎山志保 議員
「(元県民局長の)人間性でありますとか、そういったことをおとしめるというか、こんな人物なんだということを印象付けるためのものしかなかった」
別の県議は、元総務部長から目の前で文書を読み上げられたと話す。
兵庫県議会 山口晋平 議員
「それは元県民局長のプライバシー情報だった。目的は、告発文書作成者はこういったことをする、信用できない人間だと印象付けることだったと思う」
県は2024年10月、元総務部長の問題を調査する第三者委員会を設置。2025年3月に調査は終了したが、結果は公表していない。
22日、元総務部長に聞くと…
Q.24日の放送で、情報漏えいについて放送しようと思ってますので、県議に元県民局長の私的情報を見せたというのは本当ですか?
元総務部長
「全社一緒です。取材は受けておりません」
■死後も続く中傷 竹内元県議の妻の苦悩に赤木俊夫さんの妻「力になりたい」
2025年1月に亡くなった、兵庫県の竹内英明元県議。
立花孝志氏 YouTubeより(2024年11月15日)
「竹内県議が、たくさんデマ流しとるわ。悪い奴らだ」