元大阪府知事で弁護士の橋下徹氏(55)が25日、橋下氏や日本維新の会が中国のハニートラップにかかっていたとの主張をしたとして、政治団体「日本誠真会」の吉野敏明党首を名誉毀損(きそん)で訴えると、自身のX(旧ツイッター)で明かした。
ネット上に投稿された吉野氏の街頭演説とされる動画によると、「みんな中国に行くといいことがあるんだよ。ハニートラップにかかりにいこうよと(なった)」などと聴衆に語りかけ、橋下氏が中国からの性接待にひっかかった後に、大阪維新の会全体が接待を受けるようになったと主張している。
23日に「これは本当ですか?」と一連の動画がXに投稿されたのを受け、吉野氏は翌24日夕、「よしりんが、橋下徹のハニートラップを暴いた動画が、500万再生を超えてる‼」と、自身の演説であることと認める投稿をした。
吉野氏の書き込みを受け、橋下さんは「編集された動画かと思い一呼吸置いてたが、本人がリツイートしてるので、本人発信と確定」と投稿。「面倒くせえけど名誉毀損で訴えるわ」と続け、「こんなやつらが政治家になるのは納税者として許せん」と怒りの言葉で締めた。
吉野氏は元参政党共同代表。2022年の参院選、2023年4月の大阪府知事選に出馬し、いずれも落選している。
中日スポーツ