永野と比べ“ノーダメージ”と言われる田中だが
「そりゃ、田中さんが悪いでしょ」
そう話すのはある芸能プロダクションの幹部だ。
世間を騒がせた田中圭(40)と永野芽郁(25)との不倫疑惑報道。永野は来年放送のNHK大河ドラマ『豊臣兄弟!』への出演を辞退。自身がパーソナリティーを務めるラジオ『オールナイトニッポンX』も降板した。
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またCMもJCB、サントリー、三菱重工などのスポンサー企業が続々と広告動画や画像を取り下げた。一部では、違約金10億円などと報じられている。
一方の田中もCM出演中だった3社が、ともに広告動画を削除。だが、5月21日放送の『千鳥かまいたちゴールデンアワー』(日本テレビ系)では、久々にテレビ番組に登場し、話題になっている。
「ドラマ『キャスター』(TBS系)は放送中ですが、世間の批判は永野さんのほうに集まりがちです。一方の田中さんは現在、主演舞台『陽気な幽霊』に出演中。6月からは主演ドラマ『おい、太宰』(WOWOW)が予定どおり放送されるなど、俳優活動としては永野さんと比べ“ノーダメージ”などと言われていますね」(スポーツ紙記者)
大河ドラマの降板や中止になったCM本数など、何かと矢面に立つ格好になっている永野。冒頭の芸能プロ幹部とは、彼女の不倫報道の第1弾が出た直後のタイミングでたまたまお会いしたのだが、他事務所ながら永野と田中の話題になると、彼は
「非の大部分は、田中さんにありますよ。そりゃ永野さんも彼が妻子持ちだと知ってて自宅に招き入れたんだから悪いんだけど、業界的にみれば、田中さんが独身女性に手を出したということになる。田中さんの奥さんが一番の被害者だけど、永野さんの事務所としては“うちの女優に何してくれてるんだ”ってことになりますよね」
と、芸能界的な“責任”は、田中側にあると話す。
永野の事務所であるスターダストは、北川景子や山田孝之、山﨑賢人、北村匠海、横浜流星など、主演クラスがキラ星のごとくいる大手事務所。テレビ局などに存在感を示すだけでなく、当然、他のプロダクションにもニラみがきく。
◆“ノーダメージ”から一転、厳しい田中
永野の件とは別だが、ある主演クラス俳優と自身の事務所に所属する女優の熱愛が報じられた別のプロダクション関係者は、当時を振り返りながら、
「うちは独身同士の恋愛報道だったのですが、スターダストさんには平身低頭でしたよ。変にモメて、ドラマの配役などで影響が出るとまずいですからね。あのときも先方はなかなか強気でしたが、今回はこれだけの大事ですから、田中さんサイドもかなり神経をすり減らしていると思いますよ」
と事務所の対応を明かす。ちなみに、このカップルは報じられたことで別れることになったという。
「今回のケース、うちなら違約金の半分は田中さん側に請求しますよ。そりゃ、女優という大事な“商品”を傷つけられたわけですから。それがこの業界のルールでしょ。もちろん、事務所によって対応はまちまちですけどね。表向きにはノーダメージなんて言われてるけど、いやいや、本当に厳しいのは田中さんのほうですよ」(前出・プロダクション幹部)
今のところ、スポンサー各社は自社の判断でCMを中止していることから、違約金などは発生しないという見方もある。だが、契約条件によっては、今後、なんらかのペナルティーが請求される可能性があるだろう。
「まあNHKは“みなさまの受信料”で成り立っているので、そのへんは厳しい。6月にクランクイン予定なら、おそらく永野さんの衣装はすでに製作済みのはずです。その費用は請求されるんじゃないですかね。とはいえ、数十万、高くても百万円単位だと思いますが……」(テレビ局関係者)
不倫疑惑報道で揺れる芸能界。果たして、田中と永野はどんなケジメのつけ方をするのだろうか――。
取材・文:荒木田 範文(FRIDAYデジタル芸能デスク)
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