カナダの中華系「反日」博物館 岩屋外相「働きかけ任せてほしい」 佐藤正久氏は疑問視


佐藤氏は「韓国には強く出られても、中国を慮るような外交では日本の尊厳は守れない」として、この問題について切り出した。岩屋氏はこれまでの国会答弁で、カナダのジョリー前外相に対して「直接(抗議を)申し上げていない」としており、佐藤氏は「アナンド氏と近々電話会談を行うと聞いている。最初が肝心だ。日本の名誉と尊厳にかかわるので、ぜひ言ってほしい」と訴えた。

岩屋氏は「日本政府の考え方やこれまでの取り組みについて説明をしてきている」としたうえで、「どのレベルでいつどういう働きかけをするのかということは、何が最も効果的で適切かという観点から判断していく。そこはお任せいただきたい」と強調した。

佐藤氏は納得せず、「『お任せ』といっても韓国については外相レベルで言っている。なぜカナダにある反日博物館については外相レベルで言えないのか。外相レベルで言っておかしくない案件だ。大使レベルで言っていて、なぜ外相は言えないのか。そんなに中国に気を使う必要があるのか」と重ねて迫った。岩屋氏は「歴史問題にかかわる対応については、いちいち内容をつまびらかにすることは避けたいと思う。相手国の事情、案件の性質、タイミングなど、諸般の事情を総合的に勘案して判断したい」と述べた。

佐藤氏は「委員会を見た人はがっかりすると思う。日本の外相が日本の名誉と尊厳を守るために毅然と行動しなければ、守れる人間はいない」と語った。



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