29日午後5時ごろ、福岡市西区の能古島から本土側をめざして泳いでいた友人がまだ着かない、と118番通報があった。福岡海保などが捜索したところ同5時50分ごろ、同区の長垂海水浴場沖約300メートルの海上を漂流している会社員男性(20)が発見されたが、まもなく死亡が確認された。
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海保によると、男性は同市中央区在住で、同日、友人と渡船で能古島に渡り、同1時45分ごろ、能古島公民館付近の砂浜から、約1・4キロ離れた西区小戸2丁目の小戸公園まで1人で泳ごうとしたという。友人は渡船で小戸に戻り、目的地の小戸公園で待っていたが、予定の時刻を過ぎても男性が泳ぎ着かないため通報した。発見されたのは小戸公園より3キロほど西だった。(渡辺純子)
朝日新聞社