ロシア極東の沿海地方政府は30日、ウラジオストク近郊のデサントナヤ湾付近で同日早朝、2回の爆発があったと発表した。けが人はなかったとしている。ウクライナの複数のメディアは同国の国防省情報総局が作戦を実行し、「成功した」と報じているが、詳細は明らかになっていない。
ウクライナの英字ニュースサイト「キーウ・インディペンデント」は、現場がウクライナ国境から約6800キロ・メートル離れているとして、「事実とすれば、露領内で最も奥に侵入した作戦」と伝えている。
ロシアの海軍歩兵旅団の部隊が駐屯する施設で爆発し、兵員や装備などが攻撃対象となった。同旅団はウクライナ東部ドネツク州や、ウクライナ軍が越境攻撃した露西部クルスク州などに投入されたという。
一方、タス通信によると、露沿海地方の治安当局は、車両内でガスボンベが発火したと説明している。