【ニューヨーク時事】全米鉄鋼労組(USW)のマッコール会長は30日、トランプ大統領が演説で言及した日本製鉄と米鉄鋼大手USスチールのパートナーシップ(提携)を巡り、国家安全保障上の懸念を表明した。
USWは日鉄によるUSスチール買収に一貫して反発している。
同会長は声明で、トランプ政権などとの議論に参加していないため、パートナーシップの意味を「推測できない」と説明。ただ、「取引がどのような形であろうと、最も懸念しているのは合併による安保や組合員、地域への影響であることに変わりはない」と明言した。