「学歴フィルターを突破できるのはMARCHまでって本当ですか?」。学歴と就職の深すぎる関係性と隠れた本質


● 学歴フィルターを突破できるのはMARCHまで?

 ――学歴フィルターはMARCH前後にボーダーラインがあるとよく言われます。実際はどうなのでしょうか。

 びーやま氏(以下:びーやま):僕が企業の人事担当なわけではないので、正確なことはわかりませんが、多くの学生から話を聞く感じだと、おそらく合っていると思います。

 少なくとも書類で落とされるというケースはMARCH以上ではあまり聞きません。逆にMARCH未満の大学だと、超人気企業を中心に書類で落とされてしまったというケースを耳にします。

 ――結構厳しいですね。国公立大学はどうですか。

 びーやま:国公立大学は余程のことでない限り、書類で落とされるケースは聞きません。もちろん、普通の地方国公立から東大・京大・早慶などがボリュームゾーンの人気企業を受けたら落ちてしまうこともあるとは思いますが、就活全体を通してでは大苦戦するということもないと思います。

 ――なるほど。よく理解できました。ということは国公立大学、もしくは私立だったらMARCH以上じゃないと就職は苦戦しがちなんですね。

 びーやま:そうですね。甘くはないと思います。

 ただ、それは“早慶や MARCHに比べると”という感じなので、就職できないとかではありません。選べる範囲が狭まるということです。

 また、忘れてはいけないのが、こういったことはあくまで全体の傾向であって、毎年こういった序列を飛び越えて納得のいく企業から逆転で内定をもらう学生は一定数います。なので、身も蓋もない言い方ですが、本人次第です。諦める必要はないと思います。



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