河野太郎防衛相は26日、アフリカ東部ジブチの大雨、洪水被害に対応するため、国際緊急援助活動に関する自衛隊行動命令を出した。同国に拠点を置き、ソマリア沖アデン湾の海賊対処活動を行う自衛隊の一部を現地時間の26日中にも派遣。ジブチ政府との調整がつき次第、浸水地域でポンプを使った排水作業などに当たる。
河野氏は防衛省で記者団に「ジブチには(海賊対処活動の)拠点を設置させていただき友好関係にある。少しでも恩返ししたい」と語った。
派遣は国際緊急援助隊法に基づくもので、海賊対処部隊の拠点で補給活動などを担当する陸上自衛隊員らが派遣される見通しだ。