国連「日本に世界主導を期待」 強靱なインフラ造りで復興推進


 「より良い復興」は、2015年に仙台市で開かれた国連防災世界会議で採択された15~30年の国際防災指針「仙台防災枠組」に盛り込まれた。キショール氏は「災害管理分野でも優れた日本が行動を呼びかければ、世界は真剣に受け止める」として主導的な役割を期待した。

 昨年6月に視察した能登半島地震の被災地について、キショール氏は仮設住宅で高齢女性が「希望を持って将来を話していた」と驚いたという。人間関係や商店など地域のつながりを維持した形の移住だったと指摘し、暮らしの断絶が起きやすく代替地を探すのも難しい移住問題への対応の模範例だと評価した。



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