配偶者の「加給年金」も縮小 1割カット5年で20万円減… 遺族年金の大幅カットに加え


■1割カット 支給額5年で20万円減

自民党 石井準一参院国対委員長
「(法案成立は)13日をめどにということになっています」

 基礎年金の底上げに加え、遺族厚生年金のカットが含まれる今回の年金法案。それ以外にも大きな変更が含まれています。加給年金です。

 加給年金とは、厚生年金の人が65歳になった時に、65歳未満の配偶者や18歳未満の子どもがいると割り増ししてもらえる年金のことです。

 現在の制度では、例えば夫が65歳、妻が60歳の場合、妻が65歳になるまでの5年間、毎年およそ41万円が支給されます。

 しかし、今回の改正案ではこれが1割カットされ、支給額はおよそ37万円に。5年間でおよそ20万円が減る計算になります。

 なぜ、こうした改正が行われるのでしょうか?

社会保険労務士 北村庄吾氏
「(今の時代は)共働きが前提で、年金はあまりあてにせずご自身で働いて生活設計して下さいねと。年金はわずかな支えですよと、こういうふうに位置づけられたということじゃないですかね」

 一方で、65歳を過ぎても子育てしている場合には、現行の制度から一律でおよそ28万円に引き上げられます。

 人によっては、受け取れる金額が大きく変わる今回の改正。北村氏はこう話します。

「(説明が)全く足りないと思います。知らないうちに『こんなはずじゃなかった』ということが起きるんじゃないかなと思います」

(「グッド!モーニング」2025年6月3日放送分より)

テレビ朝日



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