「米関税に日中で対抗すべき」 中国首相が協力呼びかけ 河野洋平氏ら訪中代表団と会談


李氏は、米中両政府が追加関税の大幅引き下げなどを決めた5月の合意について「中国側の主張に沿ったものだ」と述べたほか、「中国側が合意をするために原則を譲ることはない」と強調した。

河野氏は会談で、中国によるレアアース(希土類)などの輸出規制について、「日本企業もいろいろと影響を受けている」として考慮するよう要請した。また、李氏は日本側がパンダの貸与を希望していることについて、「高く重視している」と表明したという。

河野氏が会談で、韓国で新大統領が就任すれば日本で開催予定の日中韓3カ国による首脳会議の調整が進むとの見方を示したのに対し、李氏は「日本、韓国と意思疎通を図っている」と述べて前向きな姿勢を示した。

国貿促は、中国との友好促進や経済関係の強化を目的に活動する日中友好7団体の一つで、河野氏が会長を務めている。今回の訪中団には、日本企業幹部や沖縄県の大城肇副知事ら約100人が参加。2023年の訪中では李氏と、24年は何立峰副首相とそれぞれ会談している。



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