「小泉進次郎」農水相を批判して大炎上する人たち…石破内閣の支持率まで上向かせた「小泉劇場」はいつまで続くか


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 就任まもない小泉農水相に舌鋒鋭く迫るべきところだったが、結果的に世論の集中砲火を浴びたのは当の野党幹部たちだった。担当記者が言う。

「3人の中で最も批判されたのは国民の玉木さんです。備蓄米には2021年産のコメも含まれるため『1年たったら家畜の餌に出すようなもの』と指摘。たちまちネット上では『生産者をバカにしている』、『国民が物価高に苦しんでいるのを分かっていない』と激しく炎上しました。玉木さんは当初こそ反論していたものの、炎上が全く鎮火しないこともあり、5月31日に出演したBSテレ東の番組で陳謝しました」

 立民の野田氏も、ネットではかなり叩かれた。質問では石破茂首相(68)がコメの適正価格を5キロ3000円台と明言。小泉農水相も備蓄米は5キロ2000円台を目指すと断言したことを振り返り、「驚いた。数字を明確にした」と違和感を表明した。

 野田氏は石破内閣の「価格ありき」という姿勢を批判、「バナナの叩き売りではないので、気合は分かるが、それが適正価格なのか」と疑問を投げかけた。

不評だった「バナナのたたき売り」

 玉木、野田の両氏に比べると、良くも悪くも前原氏は目立たなかった。とは言え、ネット上で問題視された発言がないわけではない。

「委員会で前原さんは『5キロ2000円のものを出すんだという決意がやっぱり示されるということが私は大事』と、小泉さんにエールを送る場面もありました。その上で、前原さんは備蓄米が全国に行き渡るのか、転売の恐れはないのかと質問。これに小泉さんは『北海道から沖縄まで同時同量で行き渡ることはない』と答え、転売は対策を検討することを明らかにしました。前原さんの場合は特定の発言が炎上することはありませんでしたが、『コメ高騰に何もしなかった政治家が横から口を出すな』との批判は目立ちました。前原さんの質問は“重箱の隅をつつく”と有権者に受け止められたのでしょう」(同・記者)



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