【ワシントン=池田慶太】米国のトランプ大統領は4日、自身のSNSへの投稿で、ロシアのプーチン大統領と電話で約1時間15分会談したと発表した。会談では、ロシアの複数の空軍基地で戦略爆撃機などが損傷を受けた今月1日のウクライナによる無人機攻撃について議論し、プーチン氏は「非常に強く対応しなければならない」と述べて報復を宣言したという。
トランプ氏は投稿でこの攻撃を含む双方の攻撃の応酬について議論したとし、「良い会話だったが、すぐに平和につながる会話ではなかった」と振り返った。
会談では、イランの核開発問題も話題になった。プーチン氏は、米国とイランの核問題を巡る協議への参加を提案したといい、トランプ氏は「おそらく早期の結論を導くのに役立つだろう」との見方を示した。また、「私はプーチン氏にイランは核兵器を持つことはできないと述べた。これについて我々は同意していると思う」と主張した。
トランプ氏は投稿で、イランとの協議に関し「時間がなくなっている」と指摘。「イランはこの非常に重要な問題に関する決定を遅らせている」と不満を示した。