開幕から2ヵ月が経ち、連日多くの来場者で賑わう大阪・関西万博。メディアでは〈予約しても並ぶ〉〈飲食が高い〉といった声も聞かれますが、実は会場には知る人ぞ知る「無料」で万博を満喫できるスポットが存在します。今回は、大阪在住のグルメライターが現地で発見した、予約不要で楽しめるお得な情報をご紹介します。これらのリアルな情報は、万博体験をより豊かにしてくれるでしょう。
今注目!EUパビリオンの期間限定無料試食
来場者から「けっこう面白かった」と話題になっているEUパビリオンでは、特別な無料試食イベントが開催されています。9月までの期間限定で設置されるキッチンカーにて、EU27ヵ国の食材と日本食材を組み合わせたコラボメニューを試食できるのです。試食提供日は限られていますが(例:6月11~12日、9月5~7日、12~15日)、内容は「ブラックオリーブと玉ねぎのミニピザ」や「赤いポテトサラダ」など、興味をそそられるものばかり。各日9時半から1時間ごとに、1回100食限定で配布されるため、早めのチェックがお勧めです。
驚きの太っ腹!ペルー館の無料グルメ体験
メディアでもたびたび紹介されていますが、ペルー館はその太っ腹な無料提供で注目を集めています。「郷土料理をタダで食べられて酒も飲める」という驚きのサービスです。入り口では360°パノラマ映像でペルーの絶景が楽しめ、古代の宝飾品やアルパカ織物など、現地の文化に触れる展示もあります。もちろん予約は不要です。
大阪・関西万博のペルー館にて、無料試食を提供するシェフのキッチンテーブルの様子。
さらに特筆すべきは、館内で毎日4回行われるペルー料理やドリンクの無料試食提供です。
- 10:30~:コーヒーかホットチョコレート
- 13:30~:郷土料理
- 16:00~:郷土料理
- 18:00~:ピスコ(お酒)
料理は日替わりで、各回200食限定。一口サイズながら、現地で活躍するシェフがオープンキッチンで腕を振るう様子を見られます。ペルー料理は日本人の口にも合いやすく、この日はマッシュポテトを使った「カウサ・リメーニャ」が提供され、レモンの爽やかな酸味が特徴的でした。夜のピスコサワーはアルコール度数が高く、お酒好きにはたまらないでしょう。
肉好き必見!オーストラリア館の無料試食
肉好きなら見逃せないのがオーストラリア館。ここではなんと、ビーフやラム肉を使ったメニューを無料で試食できます。「ラムバサダー」らによる料理デモンストレーション形式で、月替わりのユニークな肉料理が提供されます。例えば、7月には「オージー・ビーフステーキ 濃厚HAKKO梅ソース」、8月には「おうちでステーキを焼こう!」をテーマにした料理、9月には「大阪風ラム焼きそば」などが予定されています。提供は各日11時半~と17時半~の2回。肉本来の味を無料で体験できる貴重な機会です。
チリ館で楽しむ無料ワインと文化
人混みを避けて一息つきたい時に立ち寄りたいのがチリ館です。「マクン」と呼ばれる民族伝統の織物がメインの展示で、予約不要で比較的空いています。日本でも人気の高いチリワインについて紹介されており、さらに毎日18時からはワインの無料提供が行われます。ワインだけでなく、ジンやピスコなどのアルコールも試飲可能。プロのソムリエによる解説を聞きながら、チリの美酒を楽しむことができます。
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まとめ
大阪・関西万博では、事前の情報収集と賢い立ち回りで、費用を抑えつつ充実した体験が可能です。特に今回ご紹介したEU、ペルー、オーストラリア、チリの各パビリオンでは、無料の試食や試飲、文化体験が提供されており、万博を「お得」に楽しむための穴場と言えるでしょう。これらの無料サービスを上手に活用して、混雑や出費のストレスなく、世界の多様な文化や味に触れる万博体験を実現してください。
参考文献
- 大阪在住グルメライターおすすめ「お得で美味しい」西万博情報 (FRIDAY DEGITAL)