中国共産党・政府が学生らの民主化運動を武力弾圧した1989年の天安門事件から36年を迎えた4日、グラス駐日米大使はX(旧ツイッター)に、戦車の前に立ちはだかる男性の写真とともに、英語と日本語で「自由と民主主義のためならば、常に闘う価値がある」と投稿し、「#TiananmenSquareMassacre」(天安門広場の虐殺)のハッシュタグを付けた。
さらに、ルビオ国務長官の「36年前、天安門広場で中国共産党が行った残忍な弾圧を、われわれは決して忘れません。命を奪われた、あるいは投獄された罪なき人々の勇気を改めてたたえ、ここに追悼の意を表します。自由、民主主義、そして自治は、人類共通の普遍的原則です。中国共産党によって消し去られることはありません」との投稿を引用リポストした。
グラス大使は4月にトランプ関税を巡って中国の呉江浩駐日大使とX上で応酬するなど、対中強硬姿勢を示している。
今月2日には「ステーキとシーフードをワンプレートで楽しめる日はまだ先か。中国は日本産海産物の不当な禁輸撤廃には合意したかもしれないが、日本の和牛については20年以上も輸入禁止を続けている。これでは中国から日本への移住者が増えるのも当然だ。素晴らしい食と自由な暮らしがここにはあるのだから」と皮肉った。