登録者数82.1万人を誇る7人組YouTuberグループ「スクワッド」が、2025年6月4日に公開した動画内でグループの解散を発表しました。これは、低迷した再生回数を回復させるために掲げた目標に到達できなかったためです。
人気低迷と収益の減少
スクワッドは、地元が同じ同級生7人で結成されたYouTuberグループとして2020年に活動を開始しました。2021年には「バスケ部あるある」などのショート動画で人気を獲得しましたが、2023年1月頃から動画の再生回数が低迷し始めました。グループは2024年12月2日の動画で、最盛期には月額約340万円あった収益が、現在ではその約3分の1にまで減少し、特に2024年9月には約90万円だったことを明らかにしました。
再生回数500万回への挑戦
このような厳しい状況を受け、一部メンバーからグループの今後に対する不安の声が上がりました。これに対応するため、スクワッドは「ショート動画を除く動画の月間総再生回数が500万回に達しなければ解散する」という条件を設定。2024年12月から2025年5月までの半年間、この目標達成を目指して精力的に活動を展開してきました。
人気YouTuberグループ「スクワッド」メンバー。解散をかけた挑戦期間中の様子。
目標達成ならず、解散へ
挑戦期間の最終結果が今回の動画で発表されました。過去5ヶ月間の月間再生回数は以下の通りです。
- 2024年12月:279万2066回
- 2025年1月:409万9414回
- 2025年2月:235万4484回
- 2025年3月:195万6714回
- 2025年4月:166万1223回
これらの月はいずれも目標の500万回には届きませんでした。そして、最終月である2025年5月の再生回数は353万3263回でした。この結果を受けて、リーダーのこうたさんは「我々スクワッドは500万回再生達成しなかったので、解散することになります」と正式に解散を発表しました。
共演YouTuberへの感謝とメンバーの思い
特に挑戦期間の最終月である5月には、東海オンエアやはじめしゃちょーといった著名なYouTuberとの多くのコラボレーション企画を実施しました。メンバーは協力してくれた多くのクリエイターに感謝の意を示しつつも、こうたさんは「色んな方にコラボしていただいたのに解散というかたちになってしまい、本当に申し訳ないです」と謝罪の言葉を述べました。
動画の終盤では、半年間の挑戦期間を振り返り、メンバーそれぞれが率直な思いを語りました。リーダーのこうたさんは、解散という結果に「とても悔しい」と心境を吐露しつつも、「自分たちの中では試せることをすべて試した結果、失敗してしまったので悔いはありません」と清々しい表情も見せました。最後に、ファンに向けて「5年間スクワッドのことを応援していただき、本当にありがとうございました」と感謝のメッセージを伝え、動画を締めくくりました。