青森市の小野寺晃彦市長(44)は、28日に開会した定例市議会本会議で、来年11月26日の任期満了に伴う市長選に再選を目指して出馬することを表明した。小野寺市長は「これからも県都・青森市の先頭に立って牽引(けんいん)していく」と決意を語った。
提出議案の提案理由の説明の中で小野寺市長は、JR青森駅前の複合商業施設「アウガ」を市役所駅前庁舎として再建したことや、市役所本庁舎の建設など、これまでの実績を強調。その上で「県都としての責任に由来するリーダーシップを街の力として、新たなステージを牽引する先頭に立つことが私の責務」と述べた。
小野寺市長は総務官僚から転身し、平成28年11月の市長選で初当選した。任期を約1年残してこの日、出馬表明したことについて、「初登庁から3年を迎えた節目の日。市民の代表である市議会の場で、次なる戦いに向けて準備を進めたいとの思い」と語った。
市長選への立候補を表明したのは小野寺市長が初めて。今後、各党、各会派の市長選をめぐる動きが本格化しそうだ。