人気コスプレイヤー・シスル、学生時代とコスプレの原点を語る

人気コスプレイヤーとして総フォロワー数84万人を誇るシスルさん。出身地や生年月日などは非公表ながら、その唯一無二のルックスと表現力で、公式コスプレイヤーやモデルとして活躍の場を広げています。「シス姉」の愛称で多くのファンに親しまれる彼女は、一体どのようにしてコスプレの世界へと足を踏み入れたのでしょうか。この記事では、シスルさんの学生時代から、コスプレを始めるに至った知られざるきっかけや初期の経験について、詳細を掘り下げていきます。

人気コスプレイヤー・シスルさん、学生時代やコスプレの原点を語る人気コスプレイヤー・シスルさん、学生時代やコスプレの原点を語る

学生時代とオタク趣味の始まり

シスルさんは、ご自身の学生時代について「あまり記憶がない」と振り返ります。中学では茶道部、高校・大学では弓道部に所属していたそうですが、田舎での生活は学校と家の往復が主で、部活や勉強に追われる日々だったといいます。特別な青春の思い出は少なかったものの、生徒会の先輩に憧れていたエピソードを明かしました。その先輩が偶然同じ弓道部に所属していたことで、密かに運命を感じていたという微笑ましい一面も語られています。

オタク趣味の始まりについては、『銀魂』を最初にハマった作品として挙げています。しかし、当時は周りに同じ趣味を持つ人もおらず、漫画を読む程度でした。テレビもあまり観る習慣がなかったため、本格的にオタク活動を開始したのは大学に入ってからとのことです。

コスプレとの出会いと挑戦

シスルさんがコスプレに興味を持ったのは、イラスト投稿をしていた大学時代のことでした。当時流行していた『刀剣乱舞』や『アイドルマスターシンデレラガールズ』のコスプレをしているレイヤーさんを目にし、男装も女装もこなすその表現力に衝撃を受けたといいます。まるで自分が描いたキャラクターが現実になったような感動を覚え、憧れの存在となりました。

当初は「コミケに行けば憧れの人に会えるかも」という思いからコミケに参加しましたが、目的の人物には会えませんでした。実際にコスプレを始める直接のきっかけとなったのは、大学の学祭でコスプレをしている人を見たことだそうです。これを見て思い切って挑戦することを決め、初めてコスプレに挑んだ際には、親から「スカート長めにしなさいよ」とアドバイスされたというエピソードも披露しています。

自作衣装へのこだわりと成長

学祭での初挑戦を経て、シスルさんはコスプレにのめり込んでいきます。特に、憧れのレイヤーさんに自作の衣装で会いに行くという目標を立て、衣装制作に挑戦。右も左も分からない状態から手探りで衣装を作り上げ、2回目の挑戦で見事憧れの人に会うことができたそうです。

その憧れの人から「コスプレうまいし、可愛いね!」という言葉をかけてもらったことが、シスルさんにとって大きな転機となりました。「私にもできるんだ」と自信に繋がり、今でも忘れられないドキドキとワクワクが混ざった瞬間だったと語っています。

衣装を自作しようと思った理由については、「既製品はみんな似ているから、私だけの衣装が欲しい」という思いがあったから。中学の家庭科レベルの裁縫スキルながらも、情熱が勝った結果でした。生地選びから困り、お母さんと一緒に手芸屋さんで店員さんに相談しながら材料を選んだ思い出も明かしています。

一時期は自作を続けていたものの、最近はプロの衣装製作者にお願いすることが多くなったとのこと。プロの衣装は完成度が格段に違い、一度そのクオリティを知るともう自作には戻れないと感じているようです。衣装のクオリティが上がることで、より深くキャラクターになりきれるようになったと話しています。

シスルさんのコスプレイヤーとしての道のりは、学生時代の内向的な日々から、一枚のイラストと出会った衝撃、そして憧れの人からの後押しによって大きく開かれました。情熱を込めた自作衣装での挑戦は、彼女にかけがえのない自信を与えたようです。

[Source link] (https://news.yahoo.co.jp/articles/6f80cd06a96ee8da004eacda2d9b3503f9792456)