2023年秋ドラマ:最終回まで見届けたい!話題の2作品を深掘り解説

2023年秋のドラマシーズンが本格化し、早くも「最終回まで見届けたい」と視聴者を惹きつける作品が多数登場。今回は、特に注目を集める2作品の魅力と人気の秘密を徹底解説します。

日曜劇場『ザ・ロイヤルファミリー』の王道ストーリーと人間模様

大手税理士事務所から人材派遣会社「ロイヤルヒューマン」の競馬事業部へ転職した栗須栄治(妻夫木聡)が、再建を目指す物語『ザ・ロイヤルファミリー』(TBS系、日曜よる9時~)。日曜劇場ならではの明快なストーリー展開が特徴で、各話の困難を栗須が仲間と共に乗り越える過程が丁寧に描かれます。第2話では人事統括部長からの課題を、優秀な調教師・広中博(安藤政信)と協力しクリア。競馬を題材としつつも、人生に迷い再起をかける人々の普遍的なヒューマンドラマとして共感を呼びます。ナレーターとして登場する目黒蓮の、今後の本編登場にも期待が高まります。

TBS日曜劇場「ザ・ロイヤルファミリー」公式ロゴと主要キャストTBS日曜劇場「ザ・ロイヤルファミリー」公式ロゴと主要キャスト

現代の価値観を問う『じゃあ、あんたが作ってみろよ』の新鮮な視点

『じゃあ、あんたが作ってみろよ』(TBS系、火曜よる10時~)は、料理への価値観を巡る現代テーマを扱います。「顆粒だしは手抜き」と考える亭主関白な海老原勝男(竹内涼真)と、周囲の目を気にする山岸鮎美(夏帆)の破局が物語の発端。性別役割分業の固定観念に囚われた男性が、周囲のサポートで自身の価値観を見直し成長していく姿を描きます。竹内涼真演じる勝男の憎めないキャラクターと、社会的なメッセージを内包したストーリー展開は、観る人々に固定観念について深く考えさせる、新鮮で共感性の高い一作です。

2023年秋ドラマの中でも、『ザ・ロイヤルファミリー』と『じゃあ、あんたが作ってみろよ』は、「王道」と「現代的」な視点から、人間関係、社会の課題、自己成長という普遍的テーマを深く追求。これらの作品が織りなす物語に、ぜひ最終回までご注目ください。

参考資料