NHKで放送中の大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」の最新話が放送され、人気芸人である水曜日のダウンタウンでおなじみのひょうろくと、お笑いコンビ・クールポコがそれぞれ出演し、視聴者の間で大きな話題となっています。今回の記事では、両芸人の出演シーンと、それに対するネット上の反応を詳しくご紹介します。
ひょうろく、存在感示す廣年役
8日に放送された回では、福原遥演じる誰袖が、松前藩の情報を得るため、宮沢氷魚演じる田沼意知に身請けを懇願するも断られます。諦めきれない誰袖は、吉原にやってきた松前道廣の弟である廣年(ひょうろく)に目をつけます。
誰袖は廣年の座敷に上がり込み、彼の腕にはめられた美しい石の腕輪に気づき、「これは…何という石でありんす?」と探りを入れる巧妙な演技を見せます。誰袖に手を撫でられた廣年は、緊張と戸惑いを隠せない様子でした。
暴君として描かれる兄とは対照的に、気が弱く心優しい人物として廣年を見事に演じきったひょうろく。彼の渾身の演技は、多くの視聴者に印象を残しました。
大河ドラマ「べらぼう」で廣年役を演じた芸人・ひょうろく。
クールポコ、十八番の餅つきで登場
ひょうろくだけでなく、もう一組のお笑いコンビも渾身の出演を果たしました。年末の吉原を舞台に、威勢の良い餅つきのかけ声が響き渡るシーンです。「よいしょ!よいしょ!」のかけ声を聞いた北尾政演(古川雄大)がその場を覗くと、慣れた手つきで餅をつくクールポコの姿がありました。
北尾はつかれたばかりの餅を手渡され、思わず彼らの十八番ネタである「な~に~!?」とリアクション。そのまま餅を持って蔦重(横浜流星)のもとを訪れる、印象的な場面となりました。オープニングクレジットには「クールポコ」ではなく、メンバーの「小野まじめ」「せんちゃん」と本名が記されていました。
クールポコの出演には、ネット上でも大きな反響がありました。「べらぼう、芸人の出し方が正しすぎて新鮮wwww」「な~にぃ~!?出ちまったな!」「ネタではなく本当にただ餅ついてるだけの大河出演だった」「クールポコに餅つきさせるキャスティングも粋でした」といったコメントが多く見られました。
朝ドラにも出演経験
なお、クールポコは過去にもNHK作品への出演経験があります。2023年に放送された連続テレビ小説「らんまん」では、せんちゃんが大学に手紙を届けた配達員役、小野まじめが大学職員役として出演していました。
今回の「べらぼう」でのひょうろく、そしてクールポコの出演は、ドラマに良い意味での意外性とユーモアをもたらし、視聴者を楽しませました。実力派の俳優陣に加えて、こうした個性的なキャスティングも、今後の「べらぼう」の見どころとなりそうです。
参照元
- Yahoo!ニュース (デイリースポーツ) – https://news.yahoo.co.jp/articles/a7d48d158fb4e32c9a028363742c28a3af618104