大相撲の小結・高安関と演歌歌手の杜このみ夫妻が、テレビ番組「踊る!さんま御殿!!」に出演し、家族の知られざるエピソードを語りました。特に、息子さんが高安関の重要な一番で相手力士を応援していたという驚きのエピソードが注目を集めました。
踊る!さんま御殿!!出演時に息子の大の里応援エピソードを明かした高安関
高安、巡業での家族との時間
二児の父である高安関は、「巡業や地方場所で、一年の半分近く子供に会えない」という悩みを明かしました。妻の杜このみさんは、SNSでの動画共有について「寂しくさせてしまうかもしれない」と頻繁な送信を控えていると話しました。現代はテクノロジーで繋がれる時代ですが、敢えて距離感を意識する夫婦の配慮がうかがえます。
相撲博士の長男、まさかの「大の里コール」
長男はまだ2歳ですが、相撲に非常に詳しく、父親以外の力士の名前も完璧に覚えているそうです。杜さんは、特に驚きのエピソードとして、高安関が初優勝をかけた今年の春場所、大の里関との優勝決定戦で、息子さんが会場で「大の里〜!!」と叫んでいたことを告白。「頑張れ〜!という感じだった」と語り、スタジオを沸かせました。
MCの明石家さんまさんが「現場で?」と確認すると、高安関は「大阪の現場でした」と認め、その声が自分にも聞こえていたことを明かしました。まさかの肉親からの相手力士応援という状況に、会場からは驚きの声が上がりました。息子さんの純粋さゆえの行動が、緊迫した優勝決定戦という舞台での意外な一幕となったエピソードです。
優しい長女の心遣い
一方、4歳になる長女は対照的に優しさにあふれています。杜さんは、高安関が負けた際には「見てないふりをする」と述べました。父親の心中を察するかのような、幼いながらの気遣いです。帰宅後も娘は高安関を気遣ってくれるそうで、高安関は「腰、痛くない?大丈夫?」と尋ねられることを明かし、その優しさに触れました。兄のストレートな応援とは異なる形で、父親を思いやる娘さんの姿が印象的です。
今回の「さんま御殿」出演を通じて、高安関・杜このみ夫妻の家族の温かくもユニークな日常が垣間見えました。相撲と向き合う父と、それぞれの形でそれを見守り、支える子供たちの姿は、多くの視聴者に共感を呼びました。父の日を前に、家族の絆を感じさせる興味深いエピソードが披露されました。