ファーウェイ5G導入で独首相「EU一致の対応を」

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ファーウェイのロゴ=東京都千代田区(三尾郁恵撮影)

ファーウェイのロゴ=東京都千代田区(三尾郁恵撮影)

 【パリ=三井美奈】ドイツのメルケル首相は27日、連邦議会(下院)で演説し、第5世代(5G)移動通信システムの導入で、欧州は一致して取り組むべきだという考えを示した。中国の通信機器大手、華為技術(ファーウェイ)を念頭にした発言だ。

 メルケル氏は「最も危険なのは、欧州各国が中国にそれぞれ対応すること。混乱したシグナルを発することになる」と主張。5Gについては、まず独仏間で共通の方針を見いだすべきだと述べた。EUが医薬品に行っているような共通認可の仕組みを、5Gでも作るべきだとの提案も示した。

 EUでの取り組みを求めたのは、独国内で華為機器の5G導入に警戒感が高まっているためだ。先週開かれたメルケル氏の与党「キリスト教民主同盟」(CDU)の党大会では、5G網をめぐる動議が相次いで提出された。機器導入に当たり、安全性の確認を法制化するなど、対応を強化すべきだとの内容だ。

 連立政権を組む「社会民主党」(SPD)のマース外相も独紙で「安全保障では現実を直視すべきだ」と述べ、華為参入に慎重な立場を示していた。

 メルケル政権は先月、5G整備の安全指針案を発表。この中で華為排除は見送った。米国は「情報漏洩の危険がある」と排除を求めていたが、ドイツ最大の貿易相手国である中国との関係悪化を嫌ったとみられている。

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