【ワシントン共同】米実業家イーロン・マスク氏は11日、X(旧ツイッター)で、トランプ大統領に関する最近の批判的な投稿の一部を「後悔している。やり過ぎた」と表明した。トランプ氏は同日、大衆紙ニューヨーク・ポストに対し、マスク氏の対応について「良いことをしたと思う」と述べ、評価した。決裂した両氏の関係修復につながるかどうかが焦点となる。
マスク氏は減税延長などを柱とする政権の看板法案を批判し、5月に政権を離脱。今月5日、交流サイト(SNS)でトランプ氏とののしり合いに発展していた。
5日の投稿でマスク氏は、昨年の大統領選で多額の献金を通じてトランプ氏勝利に貢献したことを踏まえ、同氏を「恩知らず」と非難。性的虐待罪で2019年に起訴され勾留中に自殺した富豪ジェフリー・エプスタイン被告に関する文書にトランプ氏の名前があるとも主張していた。
トランプ氏もマスク氏は「気が変になってしまった」と応酬していた。