50代からのダイエット成功術:トライズ代表・三木雄信氏が語る「プロジェクト式」減量法

トライズ代表の三木雄信氏が、50歳を過ぎてからのダイエットに一念発起し、見事成功を収めた体験を紹介します。無理なく健康的に痩せるための鍵は、減量計画をプロジェクト・マネジメントのように徹底的に計画し、実行することにあると氏は語ります。自身の経験に基づき、成功の秘訣となった食事と運動の具体的なコツを詳述します。この記事では、氏が実践した「プロジェクト式」減量法に焦点を当て、その詳細を探ります。

52歳男性である三木氏は、本気のダイエットを一つのプロジェクトと位置づけ、明確なゴールとして「6カ月で66.6kgになる」という数値を設定しました。プロジェクト成功のために、摂取カロリーと消費カロリーの数値化、そしてリバウンドを防ぐためのタンパク質の数値化を重要な指標と定めました。プロジェクトの成否は「段取り」、実行力は「習慣化」にかかっているとし、無駄を省き、考えなくても確実に実行できる仕組み作りを重視しました。これは、Apple創業者のスティーブ・ジョブズ氏が日々の服装を固定していたことと同じ理屈で、人間が1日に処理できる情報量には限界があるため、余分な思考を減らすことがパフォーマンス向上につながるという考えに基づいています。

50代からのプロジェクト式ダイエットに挑戦するトライズ代表・三木雄信氏50代からのプロジェクト式ダイエットに挑戦するトライズ代表・三木雄信氏

三木氏がまず着手したのは、食事の仕組み化でした。ご飯茶碗、中皿、小鉢3つ、グラス1つ、そしてそれらが全て載るトレーを一式揃え、これらを常にフル活用することで、バランスの取れたカロリー管理された食事を自然と実現できるようにしました。この仕組みにおけるポイントは、3つの小鉢の使い方です。タンパク質や食物繊維を含む食材を毎日飽きずに、手軽に、かつ保存が効く形で摂るために、最適な食材を選定しました。

選ばれた食材のトップバッターは、冷凍枝豆です。冷凍庫から取り出し、自然解凍するだけで小鉢一品が完成します。枝豆はタンパク質が豊富で、小鉢1つ分で約5gのタンパク質、カロリーは約50キロカロリー程度と、手軽に良質な栄養を摂取できます。次に選ばれたのは、もずくです。もずくは低カロリーでありながら食物繊維が豊富な海藻であり、特に「フコイダン」という成分を多く含んでいます。フコイダンは免疫力の維持や生活習慣病の予防に役立つとされています。もずく100g当たりのカロリーは10〜15kcalと非常に低く、カルシウム、マグネシウム、ヨウ素などのミネラルも豊富に含まれており、体内のバランスを整える働きも期待できます。これらの食材を日々の食事に習慣的に取り入れることで、栄養バランスを保ちながら無理なくカロリー制限を行うことが可能になったと氏は述べています。

三木氏の成功事例は、特に50代からのダイエットを考えている男性にとって、計画性を持って取り組むことの重要性を示唆しています。単に食事を減らすのではなく、目標設定、数値管理、そして日々の「習慣化」というプロジェクトマネジメントの手法を応用することで、リバウンドを防ぎつつ健康的に目標を達成できる可能性が高まります。氏が実践した食事の仕組み化や、手軽に栄養を補える食材選びの具体例は、今日からでも実践可能な有用なヒントとなるでしょう。

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