米価高騰対策で政府備蓄米を放出、田崎史郎氏が小泉農相の対応を評価し内閣支持率への影響に言及

日本の食卓に影響を与えている米価高騰に対し、政府は対策に乗り出しました。これに関連し、政治ジャーナリストの田崎史郎氏がテレビ番組で言及。政府の政府備蓄米放出決定とその政治的な影響、特に小泉進次郎農林水産大臣の動きと内閣支持率への波及効果について自身の見解を述べました。

米価高騰について田崎史郎氏がコメントしたTBS(東京・赤坂)の社屋米価高騰について田崎史郎氏がコメントしたTBS(東京・赤坂)の社屋

政府備蓄米の追加放出と農水省の動き

農林水産省は11日、高騰する米価への対応策として、2021年産の政府備蓄米計12万トンの随意契約による追加放出受付を開始しました。この放出は、スーパーやコンビニ、米穀店などを対象としています。同日午後5時時点で、98社から合計約4万2000トン分の申し込みがありました。

小泉進次郎農林水産大臣は、放出される備蓄米が「できる限り店頭に早く並べていただけるところに届くよう作業を加速したい」と述べ、早期の消費者への供給を強調しました。契約条件としては、新米が本格的に出回る8月末までに消費者に販売することが定められており、1社あたりの数量上限は設けられていません。想定される店頭販売価格は5キロ当たり1800円程度とされています。

また、2021年産の受付完了後には、さらに古い2020年産の備蓄米10万トンも放出される計画です。これにより、政府備蓄米は約10万トンまで縮小することになります。小泉大臣は、例年9月以降に実施している無関税のミニマムアクセスによる主食用米の輸入についても、前倒しを行う可能性に言及しています。

田崎史郎氏が見る政治的効果と内閣支持率

政治ジャーナリストの田崎史郎氏は、小泉進次郎農林水産大臣のこれまでの対応を「評価する」と述べました。その根拠として、今週発表されたNHKの世論調査内閣支持率が異例の6ポイント上昇したことを指摘。「石破さんは話題を提供していない中で、この上昇は小泉さんの効果が大きい」と分析しました。

また、田崎氏は、小泉大臣を農水大臣に指名した石破氏について、「珍しく当たった人事だ」とも語り、小泉大臣の起用が結果を出しているとの見解を示しました。

今回の政府備蓄米追加放出は、米価高騰対策として政府が講じた具体的な一歩です。政治ジャーナリストの田崎史郎氏の見解からは、この小泉進次郎農林水産大臣主導の対応が、内閣支持率の上昇という政治的な好影響をもたらしている可能性が示唆されており、今後の米価の推移と政府の対策、そしてその政治的な波及効果が注目されます。

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