NHKで放送中の大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」(主演:横浜流星さん)。6月8日放送の第22回「小生、酒上不埒にて」に続き、次に放送される第23回「我こそは江戸一利者なり」の予告が大きな話題を呼んでいます。この記事では、注目の大河ドラマ「べらぼう」第23回予告の内容を詳しくご紹介します。
大河ドラマ「べらぼう」主演、横浜流星さん演じる蔦屋重三郎。江戸一を目指す彼の決意に満ちた表情。
第22回「小生、酒上不埒にて」あらすじ
うた麿大明神の会で政演に激しく嫉妬した春町は、蔦重の依頼に筆を取らない状況が続いていました。そんな春町を説得しようと喜三二と歌麿が春町を訪ねます。
一方、誰袖は意知に、蝦夷地の件で協力する代わりに身請けしてほしいと迫ります。そして松前廣年に接触を試み、“抜荷”と呼ばれる密貿易の証を掴もうと画策するのでした。
次週予告:第23回「我こそは江戸一利者なり」の見どころ
「蔦屋は江戸一の利者(ききもの)」という声が響く中、江戸市中を自信に満ちた様子で歩く蔦重の姿が映し出されます。「近頃いい気になってやしねえか?」といぶかしむ声とともに、蔦重は義理の父親である駿河屋市右衛門から詰め寄られます。そこへ松葉屋半左衛門も顔を出します。
義理の母、駿河屋の女将ふじは蔦重を「風雲児」と評します。「日本橋か?」「日本橋のため」とのつぶやきを背景に、市中の本屋の娘、てい(橋本愛さん)の眼鏡姿が印象的に映ります。日本橋の中心地に店を構える大手本屋の商人、須原屋市兵衛が蔦重に「日本橋に出る気はねえかい?」と問いかける場面があり、テロップで<蔦重は日本橋を目指す>と表示されます。
厳しい表情で江戸城の廊下を進む老中・田沼意次、紅で頬を染めておどけた表情をする天明狂歌のスター・大田南畝<四方赤良>、そして意次の側近で勘定組頭・土山宗次郎の姿が続けて映し出されます。その背景には「江戸一の利者の本屋は土山のもの」という不穏な声が流れます。垂れた髪に息を吹きかける長谷川平蔵宣以の姿も。
「べらぼう」で花魁・誰袖を演じる福原遥さん。危険な企みに関わる彼女の意味深な笑顔。
「異国と勝手に取引をすればご法度!女郎ごときが!」と、抜荷に関わる誰袖を罵倒する松前家当主・道廣の弟・廣年。対照的に、誰袖は意味ありげな笑顔を見せます。このやり取りを、意次の嫡男・意知が障子の間から覗き見る緊迫した場面も。テロップには<危うき話は蜜の味>と表示され、危険な香りを漂わせます。
次週第23回は、江戸一の評判を得て日本橋進出を目指す蔦重の新たな挑戦が描かれる一方、誰袖の危険な企みが田沼意次周辺を巻き込み、物語は一層緊迫感を増していきます。「危うき話は蜜の味」が示すように、それぞれの思惑が交錯し、目が離せない展開となりそうです。
出典:Yahoo!ニュース
https://news.yahoo.co.jp/articles/73dd406b951a8b618bdd5820160737dfd1409323