NHK連続テレビ小説「あんぱん」第79話が17日放送され、ヒロイン今田美桜演じるのぶの物語が展開。特に釜次（吉田鋼太郎）が家族に遺した最期のメッセージが視聴者の涙を誘い、SNSで大きな反響を呼びました。
第79話あらすじ：釜次が贈る最後のメッセージ
病気の釜次を案じ、朝田家に戻ってきたのぶ（今田美桜）たち。釜次は気丈に振る舞うものの、その体は確実に衰えを見せていました。のぶは家族に鉄子（戸田恵子）との出会いを語る中で、釜次から「本当はどうしたいのか」と問われ、自身の答えに詰まってしまいます。
そんな中、見舞いに訪れたのは嵩（北村匠海）。釜次が嵩の漫画を面白いと話したことから、のぶは釜次を喜ばせたい一心で、嵩に漫画を描いてほしいと頭を下げます。嵩が描いてくれた漫画を見た釜次は、心から喜びの表情を見せました。
その日の夕暮れ、結太郎（加瀬亮）の帽子を手にした釜次が、のぶたち三姉妹に語りかけます。「家に縛られたらいかん。女子こそ大志を抱け。面白がって生きろ」。この力強くも温かい言葉は、彼女たちの未来を照らすメッセージとなりました。そして三姉妹のよさこい節を聞きながら、釜次は静かにその時を迎えました。
SNSでの大反響：「涙腺崩壊」「吉田鋼太郎さん最高」の声
釜次の退場を示唆するような感動的なシーンは、放送直後からX（旧ツイッター）を中心に大きな反響を呼びました。「釜爺無理しないでね」「急に弱るじゃん、釜じい…」といった心配や、「家族総出演の漫画、いいね」「涙腺崩壊回」「釜じい。。。ありがとう」といった感動の声が殺到。
特に吉田鋼太郎さんの演技には、「吉田鋼太郎さん いい声で歌ってたな～ よさこい、よさこい」「もうフィナーレ感抜群の釜じぃ」「今朝のあんぱん 最後の吉田鋼太郎さんのシーン、最高だった！！」など絶賛の声が多数寄せられ、彼が演じた釜次というキャラクターが、視聴者にとってどれほど大きな存在であったかを物語っています。
ドラマ「あんぱん」とは：やなせたかし夫妻の愛と勇気の物語とドラマの深層
「あんぱん」はNHK朝ドラの第112作目、「アンパンマン」生みの親やなせたかし（本名・柳瀬嵩）さんと妻・小松暢さんの半生をモデルにした物語です。戦前、戦中、戦後の激動の時代を生き抜き、「逆転しない正義」を体現するアンパンマン誕生までの愛と勇気が描かれます。釜次が残した「女子こそ大志を抱け。面白がって生きろ」の言葉は、このドラマが伝える「人生を面白がって生きる」テーマを象徴し、多くの視聴者に深い感動と希望を与えました。
NHK連続テレビ小説「あんぱん」のヒロインを務める今田美桜。劇中でのぶを熱演し、物語の核となる存在感を示す。
本記事は、NHK連続テレビ小説「あんぱん」第79話の放送内容および視聴者の反応に基づいています。
