インド機墜落、死者241人に拡大 アーメダバード離陸直後

インド西部アーメダバードで12日に発生したエア・インディア旅客機墜落事故では、13日までに搭乗者242人のうち241人の死亡が確認された。生存者は1人のみ。離陸直後の市街地への墜落で、現場周辺でも犠牲者が出ている。

墜落事故の知らせを受け、悲しみに暮れる人々墜落事故の知らせを受け、悲しみに暮れる人々

事故詳細と発生状況

墜落した機体は米ボーイング製の「787―8型機」で、インド西部グジャラート州の主要都市アーメダバード発、英ロンドン近郊ガトウィック空港行きだった。12日午後1時38分の離陸直後、付近の市街地に墜落し、大きな被害を出した。生存者によると離陸30秒後に大きな音があり、直後のトラブルが示唆されている。

事故調査の開始と通信状況

インド航空当局は12日に正式調査を開始。旅客機は墜落前に管制官へ緊急信号を送ったが、その後、交信が途絶えたとされる。特に墜落現場となった医科大学の寮では犠牲者が出た。調査で事故原因の特定が進む。

インド航空機墜落現場の瓦礫を歩く人々インド航空機墜落現場の瓦礫を歩く人々

国際的な支援と協力の表明

事故原因究明へ、米国と英国はインドへ協力方針。ボーイング社CEOは支援を表明し、米国家運輸安全委員会(NTSB)、米連邦航空局(FAA)、英国政府がそれぞれ調査チームを派遣した。

搭乗者と犠牲者の状況(日本人の有無)

当該旅客機には乗客230人、乗員12人の計242人が搭乗していた。乗客の国籍の内訳は、インド169人、英国53人、ポルトガル7人、カナダ1人。日本国籍の乗客は確認されていない。

このインド航空機墜落事故は、多数の犠牲者を出す痛ましい出来事となった。現在、事故原因の特定に向けた調査が進められており、国際的な協力も行われている。今後の調査結果が待たれる。

(https://news.yahoo.co.jp/articles/d702bcba3747d28b788f9d703bf0f86fc8886106)