北朝鮮の朝鮮労働党機関紙、労働新聞は29日、金正恩党委員長が国防科学院で行われた「超大型多連装ロケット砲」の試射を視察したと報じた。日時は伝えていない。28日に東部の咸鏡南道連浦付近から日本海へ発射した2発を指すとみられる。
日本政府は短距離弾道ミサイルと見なしている。北朝鮮は最近のミサイル発射では金氏が立ち会ったかどうか明らかにしていなかったが、今回は写真と共に視察を報じた。
日韓両政府によると、高度は約100キロ、飛行距離は約380キロだった。北朝鮮によるミサイル発射は、日韓が22日に日韓軍事情報包括保護協定(GSOMIA=ジーソミア)維持を発表後、初めて。(共同)