NHK大河ドラマ「べらぼう」に現役力士3名がサプライズ出演、ネット上で大きな話題に

2025年放送のNHK大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」の6月15日放送回にて、大相撲の現役幕内力士である若元春(荒汐部屋)、遠藤(追手風部屋)、錦木(伊勢ノ海部屋)の三名がサプライズ出演を果たし、インターネット上で大きな反響を呼んでいます。現役トップ力士たちの異例のドラマ出演に、視聴者からは驚きと喜びの声が多数上がっています。

劇中での役割と短い出演シーン

この日の放送では、主人公・蔦重(横浜流星)が出版した革新的な狂歌指南書などが大ヒットし、彼の店「耕書堂」が江戸一番の注目を集める本屋として繁盛していく様子が描かれました。蔦重は「江戸一の目利き」と称されるほどの人気を博し、多くの人々がその店や作品に集まるようになります。
NHK大河ドラマ「べらぼう」に出演した幕内力士、若元春、遠藤、錦木が並んで写る様子NHK大河ドラマ「べらぼう」に出演した幕内力士、若元春、遠藤、錦木が並んで写る様子若元春、遠藤、錦木ら現役力士たちは、まさにその蔦重が生み出したブームを象徴する「関取」役として登場。蔦重を取り囲み、「おぉ~これが」「蔦重」「俺も買ったよ~!」と短いながらもインパクトのあるセリフを発しました。出演シーンはわずか約5秒という短い時間でした。

視聴者の反響と「サプライズ演出」

現役力士の登場という異例の演出に、視聴者からは「びっくりした」「まさか大河ドラマに現役力士が出るとは」「みんないい笑顔」など驚きと喜びのコメントがSNSを中心に多数寄せられました。一方で、「一瞬すぎて見逃した」「もっとじっくり見たかった」といった、短い出演を惜しむ声や、今後の再登場を期待する声も多く見られました。
NHK大河ドラマ「べらぼう」で主人公・蔦重(横浜流星)を現役力士の若元春、遠藤、錦木が囲む劇中ワンシーンNHK大河ドラマ「べらぼう」で主人公・蔦重(横浜流星)を現役力士の若元春、遠藤、錦木が囲む劇中ワンシーン今回の出演は、ドラマのあらすじや公式発表での事前の告知は一切なく、放送直前に公式サイトの写真コーナーに笑顔の写真が掲載されたのみという、まさに視聴者への「サプライズ」演出でした。

過去の大河ドラマ出演事例

なお、現役力士がNHK大河ドラマに出演した例としては、2012年に放送された「平清盛」があります。この時も豊真将を含む6人の力士が、平安時代の相撲人として登場しています。こうした事例は珍しく、今回も大きな注目を集める要因となりました。

NHK大河ドラマ「べらぼう」への現役幕内力士3名のサプライズ出演は、視聴者に強いインパクトを与え、SNSを中心に大きな話題となりました。短い時間ながらも、力士たちの存在感は物語に彩りを加えました。

参考:Yahoo!ニュース (スポニチアネックス)