千葉県が入札最低価格設定ミス 失格業者が落札、契約を解除 





入札ミスを陳謝する千葉県土整備部の小高康幸次長(中央)ら=29日、県庁(平田浩一撮影)

 千葉県は29日、成田土木事務所で10月8日に入札を実施した同県成田市柴田の急傾斜地崩壊対策工事で、最低制限価格の算出を誤り、本来は失格となり、落札できないはずの成田市の業者が落札するミスがあったと発表した。県は28日にこの業者との契約を解除。入札に参加した11業者に陳謝した上で、年度内に設計内容を見直して再入札を行うとしている。

 県によると、同事務所では予定価格を3928万円、最低制限価格を3473万9千円と算出。10月8日に行われた入札では最低制限価格と同額を入れた業者が落札した。

 しかし、10月29日になって、落札後に金額入り設計書の写しを見た別の成田市内の業者が最低制限価格の誤りを指摘。調査の結果、職員が誤って訂正前の設計書から最低制限価格を算出し、本来より2千円安くなっていたことが判明したという。



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