福岡・中間市長選、元俳優の福田健次氏が3選 新顔3氏を破る


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 市では少子高齢化が進み、行政サービスに必要な財源の確保も課題になっている。医療や福祉、子育て支援、小中学校の再編、まちの再開発といった論点をめぐり、各候補が持論を展開した。

 福田氏は、財政再建や教育環境の整備、介護保険料の引き下げ、民間の人口戦略会議が発表した「消滅可能性自治体」からの脱却を実績としてアピール。小中学校の再編や子育て支援、企業誘致、市中心部の再開発に向けた取り組みを掲げ、市政の継続を訴えた。

 福田氏は石川県出身。タレント・俳優として活動し、福岡の民放番組で知名度を高めた。2017年の市長選で初当選。2期目の23年10月、会合で「あいさつとスカートは短い方がいいということで、サクッと終わらせたい」などとあいさつし、問題になった。当時の取材に「ハラスメントに当たる、時代にそぐわない不適切な発言だった。反省している」と述べた。

 元市議の山本慎悟氏(72)、宮司の千々和公麿氏(57)、会社員の下田章人氏(47)の無所属新顔3氏は支持が広がらなかった。

 19人が立候補した市議選(定数16)も投開票され、新しい顔ぶれが決まった。

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中間市長選の選挙結果は次の通り。

【当選】福田健次氏  6773票

    山本慎悟氏  4636票

    下田章人氏  2163票 

    千々和公麿氏 1963票(田中久稔)

朝日新聞社



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