神戸正論 神戸大大学院教授 簑原俊洋氏 米中、偶発的衝突恐れも 平和主義の安保観に警鐘

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 神戸「正論」懇話会の第10回講演会が29日、神戸市中央区の神戸ポートピアホテルで開かれ、神戸大大学院教授でインド太平洋問題研究所理事長の簑原(みのはら)俊洋(としひろ)氏が「揺らぐ覇権 米中対立と岐路に立つ日本」と題して講演した=写真。

 簑原氏は米中対立について、通商・技術覇権▽地政学▽基本的価値観-の3つの軸から分析。米国が深刻に捉えている具体的問題として、中国が握る第5世代(5G)移動通信システム技術、南沙諸島などの海洋進出、香港や新疆(しんきょう)ウイグル自治区の人権弾圧を挙げ、「米中は通商問題で妥結しても今後対立は激化し、偶発的衝突が起きる恐れがある」と述べた。

 その上で「日本の安保観は平和主義だが、朝鮮半島や台湾で衝突が起きれば日本は最前線になる。しかしいまだに(自衛隊を明記する)憲法改正さえできていない」と警鐘を鳴らした。

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