25年以上多くの読者に選ばれ続けてきた大学案内『大学図鑑!』が今年もパワーアップして発売された。現役生・OB・OGら5000人超のナマの声によってつくられた本書は他の大学選びのひとつの手段として選ばれている。本記事では最新版である『大学図鑑!2026』の出版を記念して、内容の一部を抜粋し再編集してお届けする。(本記事は2025年1月時点に執筆した『大学図鑑!2026』をもとにしています)
● 明治大学はこんなところ!
元気でナンボの明大生気質の影は薄くなった。男子は男臭さはなくなり爽やか系に、女子はサバサバ系が多い。早慶へのコンプレックスを抱えつつも愛校心は強い。
六大学のひとつで、MARCHの筆頭でもあり、芸能界からスポーツ界まで卒業生を輩出するなど知名度は抜群。バンカラからカジュアルな雰囲気へとイメチェンにも成功し、変わらず人気は高い。MARCHのなかでも圧倒的な知名度と人気を誇り、近年では頭2つ抜けていると言っても過言ではない。
都内一等地にそびえ立つ駿河台キャンパスは多くの建物が入り組み、少し窮屈。中央にデンとそびえる地上23階・地下3階建ての「リバティタワー」は、ミニ東京都庁と言えそうな立派な外観。「オフィスビルみたいで大学らしくない」ともよく言われる。
「空き時間に待機する場所がなさすぎ」「授業開始・終了時はエレべーターがめっちゃ混む」という声も多数あるが、「最上階から眺める御茶ノ水の景色は最高」との声も。
主な理系学生は生田キャンパスに在籍。駿河台や和泉に比べたら、“格段に”自然に恵まれている。空気もおいしい。雑然とした明治イメージからかけ離れていて、文系の学生からは「生田農工大学」と呼ばれている。
キャンパスは小高い山の上にあり、急な坂を上らなければならないが、エスカレーターが設置されている。
免震構造7階建てに改築された第二校舎D館には、理工学部の応用化学科、機械工学科、機械情報工学科の研究室と実験室が入る。第二校舎A館は、低層階に教室、高層階には理工学部の研究室・実験室が備えられている。