中曽根元首相死去 小泉進次郎氏「懐の深さ学ぶ」

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首相官邸入りする小泉進次郎環境相=19日午前、首相官邸(春名中撮影)

首相官邸入りする小泉進次郎環境相=19日午前、首相官邸(春名中撮影)

 小泉進次郎環境相は29日、中曽根康弘元首相の死去を悼んだ。父の純一郎元首相が中曽根氏に政界引退を迫った因縁に触れ「父とぶつかり合うことがあったが、あいさつをしたとき、笑顔で明るく対応していただいた。懐の深さを学ばないといけない」と東京都内で記者団に述べた。

 中曽根氏は平成15年の衆院選に当たり、比例代表の「73歳定年制」を適用しようとした当時の小泉首相から引退を要請された。比例代表の「終身1位」を約束されていた85歳の中曽根氏は強く反発したが、最後は引退を了承した。

 中曽根氏の孫で自民党衆院議員の康隆氏と進次郎氏は同世代。「同じ思いを持って自民党で働いているのをうれしく思う」とも語った。

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