平成30年政治資金収支報告書 首相は1億円超





安倍晋三首相(春名中撮影)

 平成30年分の政治資金収支報告書で主な党首の収入額を調べたところ、安倍晋三首相(自民党総裁)が1億5984万円でトップとなった。立憲民主党の枝野幸男代表は4562万円で、29年から半減。国民民主党の玉木雄一郎代表は9708万円、公明党の山口那津男代表は1812万円を計上した。

 首相への個人献金は2126万円だった。作曲家のすぎやまこういち氏や評論家の金美齢氏がそれぞれ150万円を寄付した。企業・団体献金は3197万円を集めた。

 枝野氏は個人献金が3002万円に上り、他の3氏をリード。ただ、立民を設立した29年の6915万円から大きく減らし、全体の収入額を下押しする要因となった。収入1千万円以上の「特定パーティー」と呼ばれる政治資金パーティーは実施しなかった。

 玉木氏は個人献金で2171万円を集め、首相をわずかに上回った。東京都内や高松市で開いた特定パーティーの収入が計3223万円あった。

 山口氏は個人献金が59万円、企業献金が203万円。家具大手ニトリホールディングスと、その関連会社から計100万円を受け取った。

 収入額は、各党首が国会議員関係政治団体として、総務相と都道府県選挙管理委員会に届け出た団体分を集計した。



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