関空の税関職員、落とし物横領で懲戒免職


 大阪税関は29日、関西国際空港で落とし物の財布を横領したとして、関西空港税関支署の20代の男性職員を、同日付で懲戒免職処分としたと発表した。また、監督責任があったとして羽田弘支署長ら3人を、同日付で口頭による厳重注意処分とした。

 関西空港署は25日、男性職員を業務上横領容疑で大阪地検岸和田支部に書類送検している。

 同税関によると、この職員は旅客の手荷物を検査する部門に所属。空港ターミナルの出国エリアに落ちていたとして、8月7日に空港職員が届け出た財布を、台帳に記録して一定期間保管するなどの適切な手続きをとらずに横領した。

 落とし主からの問い合わせで横領が発覚。同税関の聴取に対して職員は「現金5万円と620豪ドル(約4万5千円)などが入っていた。現金は遊興費に使った」と話しているという。



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