茂木敏充外相は30日午前(日本時間同日午後)、インドのモディ首相とニューデリーで会談し、同国が交渉撤退を示唆した東アジア地域包括的経済連携(RCEP)交渉への早期復帰を促した。RCEP協定について「来年、共に署名したい」と伝えた。
モディ氏はインドの立場を説明した。RCEPをめぐっては、インドが対中国の貿易赤字拡大を懸念し、現在の条件では参加できないとしている。
モディ氏は12月中旬に見込まれる安倍晋三首相のインド訪問が2国間関係強化につながることに期待を寄せた。会談には、河野太郎防衛相も同行した。(共同)