フジテレビの2025年度入社予定の新人アナウンサー4名が、人気情報番組『めざましテレビ』で初お目見えすることが明らかになりました。浅倉美恩アナ、石渡花菜アナ、室岡大晴アナ、吉岡恵麻アナの4人です。しかし、女性陣3名が全員ミスコン出身者であることから、ネット上では採用基準への疑問や、最近の局の騒動に絡めた批判、そして新たな門出を迎える彼らへの同情など、様々な声が上がっています。
めざましテレビでの「新人アナWEEK」
新人アナウンサーの4名は、2024年6月23日から27日までの5日間、『めざまし新人アナWEEK』と題して番組に出演する予定です。23日には4人全員が登場して自己紹介を行い、24日から27日までは日替わりで1人ずつ出演します。午前7時台に放送される情報コーナー『シェアTOPICS』にて、現場リポートや生原稿読みなど、アナウンサーとしての第一歩に挑戦します。
東京・台場にあるフジテレビ本社ビル。新人アナウンサーが活躍する局の社屋。
「やっぱり見た目重視?」ミスコン出身者偏重に疑問の声
待望の新人アナのお披露目として期待の声が上がる一方、特にインターネット上では、今回の採用に対して疑問や批判的な意見が多く見受けられます。その最大の理由は、女性アナウンサー3名が全員ミスコンテスト出身者であるという点です。「女性3人ともミスコン出身、やっぱり見た目重視じゃん」「全員ミスコン出身なの今までで一番あからさまじゃない?」といった、外見や経歴の偏りに関する声が多く集まりました。
華々しいミスコン経歴の詳細
今回入社する女性アナウンサーたちのミスコン経歴は確かに華やかです。浅倉美恩アナは、世界的なコンテストの一つである『ミス・ワールド』の日本代表選考会『ミス・ワールド・ジャパン』の2023年大会に出場し、準グランプリに輝いています。石渡花菜アナは、2022年に中央大学で行われた『Mr. & Miss ChuoContest 2022』で準グランプリを受賞。また、吉岡恵麻アナは、長い歴史を持つ『ミス日本コンテスト』の2023年度大会で最高位であるグランプリを獲得しています。ミスコンテストは見た目だけでなく、知性や人間性、社会性なども評価される場ではありますが、それでも「キレイどころ」を集めたような印象を与えたフジテレビの採用方針に、一部で嫌悪感が抱かれた形です。
近年の局の騒動と採用への影響
このような採用への批判的な意見が集まった背景には、フジテレビが近年抱えている様々な問題があります。特に2024年12月に発覚した、タレントの中居正広氏と女性との間の性被害トラブルにおける局側の関与疑惑や、その後、日常的な「女性社員の上納文化」があったのではないかという批判は、社会的に大きな波紋を広げました。この騒動の後であったこともあり、今回の女性陣全員がミスコン出身という事実は、「結局、旧体制の採用基準は変わらず見た目重視だったのか」という疑念を強める結果につながったと考えられます。
渦中の船出、新人アナへの同情論
一方で、このような困難な時期にフジテレビに入社することになった新人アナウンサーたちに対し、同情やエールを送る声も少なくありません。アナウンサーの内定は、一般的に大学4年生の秋頃に出ることが多いため、彼らが内定を得たのは、前述の騒動が広く報じられる前のことだったと推測されます。「あんな騒動があって動揺しただろうな」「内定もらったときは喜びでいっぱいだっただろうに今は不安だらけだね」といった、彼らの心中を慮る声が見られます。
参考情報
新人アナウンサーの初お目見えは、その才能や将来性に期待が寄せられる一方で、女性陣のミスコン出身者偏重という点、そして局が置かれている状況と関連付けられ、複雑な議論を呼んでいます。困難な時期の入社となりますが、彼らがフジテレビに新たな風を吹き込み、変化の原動力となることが期待されます。