国分太一、コンプライアンス違反で無期限活動休止発表 日テレ「鉄腕DASH」降板の衝撃波

一体何があったのか――。人気グループ『TOKIO』の国分太一(50)が6月20日、コンプライアンス違反を理由に無期限活動休止を発表し、芸能界に衝撃が走った。この発表は驚くべきスピード感で展開された。前日の19日には水面下で処分情報が流れ、20日には複数のメディアが活動休止と番組降板を大々的に報道。同日午前には日本テレビが『ザ! 鉄腕! DASH‼』からの降板を決定したと発表した。

日本テレビは書面にて、「過去にコンプライアンス上の問題行為が複数あったことを確認した」とし、国分氏の同番組への出演継続は適切ではないと判断したことを明らかにした。臨時の取締役会を経て降板が決定。国分氏も話し合いの中でこれを受け入れた。番組自体は今後も存続する方針だ。その後、日本テレビの福田博之社長が午後から会見を開き、事案を認知したのは5月27日であると説明。しかし、被害者の有無や具体的な時期など、コンプライアンス違反の詳細については「プライバシー保護の観点からお答えできない」との回答を繰り返し、一部記者からは詳細な説明を求める声が上がったが、社長は終始「お答えできません」との姿勢を崩さなかった。

この状況を受け、局内事情に詳しい関係者が今回の問題の「核心部分」の一部を語った。関係者によると、コンプライアンス違反は単一のものではなく「複数にのぼる」という。具体的には、「スタッフに対するパワハラ行為」と、「女性に対するセクハラ的行為」が含まれるとされる。後者については、写真のやり取りに関するものと聞いているという。関係者は、これらの行為が刑事事件には至らないものの、複数の被害者が存在するため、国分氏は「厳しい立場に追い込まれる」との見方を示している。

「ザ!鉄腕!DASH!!」降板が決定した国分太一氏の写真「ザ!鉄腕!DASH!!」降板が決定した国分太一氏の写真

これまで国分氏はスキャンダルとは無縁で、高い好感度を誇ってきた。しかし、取材を進めると、その温厚なイメージとは異なる「裏の顔」があったという証言も出ている。かつて制作に携わったというスタッフは、国分氏には「もともとパワハラ気質的なところがある」と指摘する。タレント仲間や目上の人に対しては低姿勢で丁寧な話し方をする一方で、目下のスタッフには命令口調になったり、声を荒らげることもあったという。感情が顔に出るタイプで、機嫌が悪い時にはスタッフは常に気を遣いながら仕事をしていたとも語られた。また、あまり興味がない芸人への扱いも冷淡で、「一緒に仕事をした時に無反応だった」「冷たくされた」といった不満の声が複数の関係者から聞かれているという。

日本テレビ社長がコンプライアンス違反の詳細について口を閉ざしたことで、今後マスコミによる取材攻勢が加速し、過去のトラブルを含め、さらなる情報が明らかになる可能性がある。国分氏は同日、所属事務所を通じて芸能活動の無期限休止を発表。「長年の活動において自分自身が置かれている立場への自覚不足、考えの甘さや慢心、行動の至らなさが全ての原因」であると釈明し、「期限を決めずに全ての活動を休止し、自分を見つめ直させていただきます」とコメントした。

今回の活動休止は、国分氏の仕事面に甚大な影響を及ぼしている。6月20日放送予定だった冠番組『国分太一のTHE CRAFTSMEN』(BS10)や『国分太一Radio Box』(JFN系)は放送中止となった。『TOKIOテラス』(毎日放送)、『男子ごはん』(テレビ東京系)、『世界くらべてみたら』(TBS系)といったレギュラー番組についても、今後の対応が協議されている状況だ。さらに、7月9日には単独MCを務める大型特番『テレ東音楽祭2025~夏~』(テレビ東京系)が控えており、こちらも対応に追われていると見られる。

テレビ局関係者は、国分氏のこれまでの「イメージの良さ」が、今回のスキャンダルをより「致命的」なものにしていると分析する。今後の続報次第では、長期にわたり芸能活動への復帰が困難になる可能性も指摘されており、事態の推移が注目される。

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